ヨンヨン
帽子はあまり好きではないヨンヨン。
10歳。
ヨンヨンは私の実家の小屋で野良猫ちゃんが産んだ女の子。
歩いていなくなる前に全部拾わなきゃ!と必死に保護しました。
一匹目に拾った子の名前は、いち君
二匹目に拾った子はニコちゃん
三匹めがサンちゃん
そして4匹目にヨンヨン。
すぐに里親を見つけて渡す気持ちでいたので、非常にイージーな名前の付け方たをしてしまいました。
めでたく先の三匹は里親が見つかり、もっとちゃんとした名前に変えてもらいましたが。
ヨンヨンは我が家に残ってしまいました。いつか誰かにもらわれると良いなあ、と思いながらすっかり成長し、子供を産みました。外が大好きで、ご飯の時だけ帰ってくる猫でした。
その後、私の家では捨て猫や野良猫の保護のために、頭数が増えてしまい、その子達とウマが合わずに、
ヨンヨンは家の中に入ろうとしなくなりました。
近所の家に泊まりにいったり、どこか外で寝泊まりするようになりました。
そんな生活が数年続きました。
ヨンヨンは年を取り、外での暮らしが辛くなったせいか、ご飯の時間に帰ってきては、大声で訴えるようになったのです。
「私の事をみて!私をどこかに連れていって!」
そんな叫び。そして私の腕から離れようとしなくなったのです。
私は仕事場にヨンヨンを連れて行くことにしました。
ヨンヨンはスタッフさんの膝にのって、ようやく安堵の表情をしました。
本当はもっと前から家の中で一匹だけで、飼ってほしかったんだろうな。
ごめんね。ヨンヨン。
多勢の猫達を助けたくて沢山の猫を引き取ったけど。ヨンヨンには合わない生活だったんだね。
今、ヨンヨンは名古屋店のアパートにいます。スタッフさんにとても可愛がってもらっています。
「ヨンヨンはやっと幸せになったんだな」
そう、感じます。
盛岡店にはまだ15匹の猫達が里親を探しています。
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